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STEP1：引越しから1カ月前までの準備・手続き

引越しの日程を決める

引越しが決まったら、できるだけ早めにスケジュールを立てることが大切です。荷造りのみでなく、役所での手続きなども必要なため、遅くとも1カ月前には準備を始めましょう。
特に、役所の手続きは平日のみしか行えないことも多く、平日に仕事がある単身者の場合は2カ月ほど前に引越し準備を開始すると慌てず引越しができます。

引越し業者を選ぶ

引越し業者と一言で言っても、全国展開している業者や地元に密着している業者、個人経営の業者など、その規模はさまざまです。同じ条件でも、引越し業者によっては費用が数万円単位で変わることがあるため、 まずは複数の会社から相見積もりを取り、それぞれの特徴を踏まえたうえで、信頼できる引越し業者を選ぶことをオススメします。

引越し相見積もりを依頼する

引越しの見積もりは引越し日が近づけば近づくほど高くなる可能性があるため、できるだけ早く見積もりを取りましょう。同じ条件でも、引越し業者によっては費用が数万円単位で変わることがあります。 一社決め打ちで見積もりを取って高い引越し費用に妥協、なんてことにならないように、少なくとも3社以上に見積もりを取ってみましょう。

旧居の大家さん・管理会社への退去連絡

契約している物件の管理会社によって、旧居の解約申請の期限は異なりますが、退去の1カ月前とする契約が一般的です。解約申請が遅れてしまうと新居との二重家賃が発生してしまう可能性があるため、早めに退去申請をしておきましょう。

駐車場の解約と新規契約

駐車場によっては1カ月前を解約連絡の期限としているところもあり、解約手続きが遅れると翌月分の支払いが発生し損をしてしまう可能性があります。自分が契約している駐車場の解約期限を確認し、早めに連絡しておきましょう。

STEP2: 引越しから1カ月〜2週間前までの準備・手続き

すぐに使わないものの荷造り

「靴」「本・雑誌・漫画」「季節外の洋服」「食器・割れ物」など、すぐには使わない物の荷造りからはじめておくと、「退去ギリギリになって荷造りが終わらない！」といったトラブルを避けることができます。身の周りを見渡した時に梱包できていない物は「大型家具と生活必需品だけ」の状態にすることが理想です。
引越しの２週間ほど前から荷造りを始める方も少なくはありませんが、約1カ月前から引越し準備をはじめると、じっくりと荷物整理ができ、スムーズな引越しができるでしょう。

粗大ごみや不用品の処分

粗大ごみの処分は自治体に頼むケースが多いですが、場合によっては引越し業者にまとめて回収依頼をする方が安く済むケースがあります。引越し費用はトラックの大きさや台数によって変動するため、引越し先で捨てるよりも引越し前に捨てる方が費用を抑えられる可能性が高くなります。粗大ごみの回収シールはコンビニなどでも手に入れることができます。

STEP3: 引越しから2週間〜1週間前までの準備・手続き

転出・転居届の提出、印鑑登録の廃止、など

転出届を提出せずに引越しをしてしまうと、旧住所の役所で改めて手続きをしなくてはならず手間なので、転出届の提出は必ず引越し前に行いましょう。同時に、印鑑登録の廃止、国民健康保険の資格喪失届けなどをまとめて行うと手間が一度で済みます。役所によっては平日のみのところもあるため、平日勤務の方は事前に役所に行く日を決めておき有給休暇などを活用するのもコツです。

すぐ使う物の荷造りを開始

「電子機器の充電器」「タオルやお風呂用具」など、引越し後もすぐに使いたいものは引越しの1週間前から整理を始めましょう。「すぐ使う物用のダンボール」と区分けしておけば、いざ取り出したい時にも無駄がありません。

STEP4: 引越しから1週間〜3日前までの準備・手続き

インターネット、電気、ガス、水道の停止・開始手続き

インターネットはプロバイダによって解約期限が異なるため、事前に電話で確認しておきましょう。電気・ガス・水道の停止は、利用している契約会社へ引越しの連絡をするのがベストです。
引越し先でも継続して同じ会社を利用したい場合は、継続利用の連絡を忘れずにしましょう。ガスの開栓は立会いが必要なため、立会い日を予約しておくのがオススメです。

郵便物の転送手続き

郵便物が新居に届くように申請する転送届けは、郵便局で直接手続きすることもできますが、日本郵政グループが運営する「e転居」というウェブサービスを利用して申請することもできます。

近隣の人への引越しの挨拶

引越し日には、引越し業者のスタッフが複数人で作業をして騒がしくなってしまうため、「引越し当日は何かとご迷惑をお掛けするかもしれませんが、よろしくお願いします」とお伝えすることで、トラブルを避けることができます。

STEP 5: 引越しから3日前〜当日の準備・手続き

冷蔵庫、洗濯機の運搬準備

冷蔵庫の中身は空の状態にしておかないと、運搬することができません。引越し当日に引越し業者に迷惑をかけないためにも、計画的に食材を使いながら、当日までに中身を取り出しておきましょう。 また直前に冷蔵庫の電源を切ると霜が溶け出して、他の荷物が濡れてしまう可能性があります。前日には電源を切り、霜取りをしておきましょう。
洗濯機は、取扱説明書を見ながら水抜きをしておくと安心です。

新居への移動手段の確認

引越し業者に荷物を搬出したら、新居の鍵を開ける必要があります。ご家族の誰かに新居で待っていてもらうか、自分で行く場合は予め移動手段を確認して おきましょう。 引越し業者を待たせ過ぎてしまうと迷惑がかかるだけでなく、場合によっては追加料金がかかってしまうこともあるため、できるだけ早く到着できるルートを考えておきましょう。

新居の掃除

荷物が運び込まれる前に、部屋のすみや水回り、収納などの掃除をしておきましょう。荷物が入ってしまうと掃除がしにくくなるため、何もないうちに掃除をしておくのがおすすめです。

STEP 6: 引越し当日に新居でやること

いよいよ新居へ！荷物の搬入前・搬入後にもやることはたくさんあります。引越し完了まで、スムーズにこなしていきたいですね。

引越し業者への指示、搬入物の確認

搬入されるダンボールの数を確認します。荷物の搬入場所や細かいものの置き場など、細かい指示が必要になることがあるので、てきぱきと動き回れるようにしましょう。
また、すべての搬入が終わったら、「ダンボールの数」「破損がないか」を、引越し業者立会いのもとで確認しましょう。

荷解き・整理整頓

とりあえずダンボール箱に詰めていけば終わる荷造りとは違い、荷ほどきというのは、ダンボール箱から取り出しながら整理もしていく必要があるので、きちんと段取りを考えて行うことが大切です。 荷造りの段階で、ダンボール箱に使用する部屋を明記しておき、ダンボール箱を開ける部屋ごとに分けて運んでおくと、荷ほどきがスムーズに行えます。

新居ご近所への挨拶

新居のご近所への挨拶の場合、住む地域などによって多少違いはありますが、一般的には昼間の明るい時間から夕方暗くなる前までの10時～夕方17、18時ごろまでの時間が適切と言われています。 引越し当日に、バタバタしていて挨拶に行くのが遅くなってしまった場合は、無理せず翌日などにまわるほうが良いでしょう。

STEP 7: 引越し後に早めにやるべき手続き

転入届、マイナンバーの住所変更、国民健康保険の加入手続き、印鑑登録、など

転居後に役所で行う手続きの中でもまず済ませたいのは転入届です。市区町村をまたぐ引越しの場合、引越し後14日以内に転入届を提出しないと罰金を払わなければいけないこともあるため注意が必要です。 転出証明書・身分証明書、印鑑を持参しましょう。 その他の手続きも、転入届の提出と同時に行っておくことでスムーズに新生活をスタートできます。

携帯電話、銀行口座、クレジットカード、各種保険の住所変更

個人で登録しているサービスの住所変更を忘れてしまうと、重要な手紙が届かないなどのトラブルにつながるため、できるだけ早く変更手続きをしておきましょう。
自分が登録しているサービス一覧をリスト化しておくと便利です。